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医薬品購入の規制

医薬品通販規制の内容

通信販売は、対面原則の趣旨を満たせず安全を確保できないとの理由から、1類及び2類医薬品の通信販売を禁止。(2009年6月1日施行)

一般用医薬品の約7割が通信販売で購入できなくなった。

分類 市場規模比率(注) 該当する医薬品の例 通販可否
第1類医薬品 4% H2ブロッカー含有薬(「ガスター10」等)
禁煙補助パッチ(「ニコレットパッチ」等)
しみ改善薬(「トランシーノ」)
経皮鎮痛・消炎薬(「ボルタレンゲル」等)
発毛薬(「リアップ」等)
性機能改善(「グローミン」)等
通信販売不可
第2類医薬品 63% 風邪薬(「ルル」等)
禁煙補助ガム(ニコレットガム」等)
主な便秘薬(「コーラック」等)
痔の薬(「ポラギノールA」等)
水虫薬(「スコルバ」等)
咳止め(「改源咳止め」等)
歯痛薬(「リングル」等)
しもやけ・あかぎれ用薬(「紫雲膏」等)
鎮痒・収斂・消炎薬(インドメタシン等)
寄生性皮膚病薬(「ピロエース」等)
胃腸薬(「ザッツ21」等)
漢方処方剤
浣腸薬(グリセリン含有のもの)
水虫薬(「ウィンダム」等)
妊娠検査薬(「ドゥ-テスト」等)等
通信販売不可
第3類医薬品 33% アスコルビン酸(ビタミン剤等)
便秘薬 (「3Aマグネシア」等)
整腸薬(「ガスピタン」等)
消毒薬(「オキシドールA」等)
うがい薬(「イソジン」等)
下剤(「酸化マグネシウム」等)
口腔咽喉薬(「のどぬーる」等)
歯槽膿漏薬(「三宝はぐきみがき」等)
生薬主薬製剤(人参・紅参主薬製剤)
殺菌・消毒薬
ビタミン主薬製剤
ビタミン含有保健薬等
通信販売可能

(注)富士経済㈱が、独自に推定して分類した2007年の構成比率(2008年7月25日公表)。
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/080725_08056.pdf

第1類医薬品(例)


禁煙補助パッチ
「二コレットパッチ」

H2ブロッカー含有薬
「ガスター10」

肝斑改善薬
「トランシーノ」

発毛、育毛、脱毛の進行予防
「リアップ」

(経皮)消炎・鎮痛剤
「ジクロテクトゲル」

(経皮)消炎・鎮痛剤
「ボルタレンゲル」

第2類医薬品(例)


脂肪の分解・燃焼
「和漢箋」

胃薬
「パンシロン01+」

せき止め
「ベンザブロックせき止め液 」

かぜ薬(漢方処方)
「コルゲンコーワ顆粒かぜ薬
麻黄湯」

局所浸透薬
「バンテリンクリーミーゲル」

鎮痛剤
「セデスハイ」

かぜ薬
「コルゲンコーワ 液体かぜ薬 」

胃薬
「太田胃散」

妊娠検査薬
ドゥーテストhCGプラスa

第3類医薬品(例)


手洗い剤
「イソジンハンドウォッシュ」

洗眼薬
「Lycee」

整腸錠
「ザ・ガード整腸錠」

滋養強壮剤
「キューピーコーワゴールドα」

ビタミン(B2主薬)製剤
「チョコラBB ピュア」

経過措置の内容と問題

経過措置の問題点

  1. 障害者、離島以外の薬局不在地域の方、対面購入に抵抗がある方への配慮はまったくない。
  2. 離島居住者と継続使用者も、あとには通販で購入できなくなる。
  3. 1類医薬品は、経過措置の対象になっていない。
経過措置の問題点

以下の者には、対面販売を不要とし、通信販売を認める。

  1. 薬局・店舗がない離島の居住者
  2. 施行前に購入した医薬品を施行時に継続使用していると認められる者
    (同一の人が同一の店舗で同一の医薬品を購入する場合に限るとの厚労省の説明)
経過措置の対象医薬品
  1. 薬局製造販売医薬品
  2. 第2類医薬品
経過措置の期間
  • 改正省令の施行(2009年6月1日)後約2年間(2011年5月31日まで)とされていた経過措置が再延長され、現在2013年5月31日となっています。

参考:薬事法の改正内容(2006年成立)

改正前 改正後
一般用医薬品について、事業者に対して一律に情報提供努力義務を課すのみ。 一般用医薬品をリスクの程度に応じて3区分し、情報提供を重点化。それぞれに対応する専門家を設定し、適切な情報提供がなされる実効性ある制度を構築
区分 区分なし
第一類 一般用医薬品としての使用経験が少ない等安全性上特に注意を要する成分を含むもの
第二類 まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの
第三類 日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある成分を含むもの
情報提供義務
情報提供 相談があった場合の応答 対応者
努力義務 規定なし 薬局開設者又は医薬品販売業者
区分 質問がなくても行う情報提供 相談があった場合の応答 対応する専門家
第一類 義務 義務 薬剤師
第二類 努力義務 薬剤師又は登録販売者
第三類 不要

参考サイト

NEWSポストセブンよりSAPIO2011/03/09号の掲載内容

『ネットの医薬品販売は「法律では禁じられていない」!?』

経過措置の終了までに対応はされてきたのか

『規制の経過措置期限が迫り医薬品の通販議論再開に動き』(週刊ダイヤモンド)